2026年9月2日(水)
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5月25日に迫るLINEヤフー広告ディスプレイの「画像入稿停止」——高解像度化とプラットフォーム統合移行が同時進行する2026年春の整理

LINEヤフー広告ディスプレイ広告で、変更後の最小ピクセルサイズを満たさない画像の新規入稿が2026年5月25日に停止される。7月22日には配信停止が控える。LINE広告と旧Yahoo!広告ディスプレイ広告の統合が2026年4月から始まったタイミングと重なり、運用者の作業は二重に複雑だ。一次資料を踏まえて、対象クリエイティブの棚卸し手順と統合移行の優先順位を整理する。

WebTech Journal 編集部

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何が変わるのか:6:5バナーは「600×500 → 1200×1000」へ

LINEヤフーの正式アナウンスメント(2025年12月9日初出、2026年2月12日に最新更新)では、LY Adsディスプレイ広告で利用可能な一部画像について、最小ピクセルサイズと推奨ピクセルサイズの引き上げが告知されている。スマートフォンを中心としたデバイス側の高解像度化に追随するための変更だ。

主なアスペクト比の変更点は以下のとおりだ(横×縦)。

  • 6:5:推奨600×500 → 1200×1000/最小300×250 → 600×500
  • 16:5:推奨640×200 → 1280×400/最小320×100 → 640×200
  • 32:5:推奨640×100 → 1280×200/最小320×50 → 640×100
  • 1:1:推奨1200×1200(変更なし)/最小300×300 → 600×600
  • 39:5:推奨936×120(変更なし)/最小468×60 → 936×120
  • 728:90:推奨1456×180(変更なし)/最小728×90 → 1456×180
  • 4:15:推奨320×1200(変更なし)/最小160×600 → 320×1200
  • 1:2:推奨600×1200(変更なし)/最小300×600 → 600×1200

Dynamic Ads for Display、商品フィード経由の商品画像、ロゴ、キャンペーンバナーは対象外である。

スケジュールの読み方:5月25日は「新規入稿停止」、配信停止は7月22日

公式アナウンスメントは2回の延期を経て、現行スケジュールに落ち着いている。

  • 2026年5月25日:変更後の最小ピクセルサイズを満たさない画像の新規追加、これら画像を使った新規広告作成、既存広告での当該画像への差し替えが停止される。
  • 2026年7月22日:変更後の最小ピクセルサイズを満たさない画像を使っている広告そのものの配信が停止される(日付は変更の可能性ありと明記)。

ここで注意したいのは、5月25日以降も既存配信は7月22日まで継続するという点だ。慌てて全クリエイティブを差し替える必要はないが、新規アセット制作・既存差し替えのリードタイムを考えると、5月25日以降に新規バナー登録ができない期間が運用に響くケースは少なくない。

同時並行で進む統合移行と、現場の運用負荷

LINEヤフー株式会社の公式リリース、およびアナグラム社の解説Web担当者Forumのまとめによれば、LINE広告とYahoo!広告ディスプレイ広告のプラットフォーム統合「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告」は2026年4月から提供開始されており、旧LINE広告の配信は2026年10月下旬の停止が予定されている。次世代AIエージェントを含む新機能の発表もこの統合の枠組みで進められている。

つまり、運用者は「画像規定変更(5月25日入稿停止/7月22日配信停止)」と「LINE広告→LINEヤフー広告ディスプレイ広告移行(年内)」を同時にこなす必要がある。両方とも「とりあえずあとで」が許されないのが厄介な点だ。新フォーマット対応のクリエイティブを作っても、移行ツール上で適切に紐付けられていなければ、統合後の配信で意図しないキャンペーンに紐付くおそれがある。

筆者の見立てでは、この時期に「キャンペーン名規則の標準化」「アスペクト比別の素材ライブラリ化」を併走させた事業者と、それを後回しにした事業者で、夏以降の運用工数に大きな差が出る。最小サイズだけギリギリ満たしてしまうと、来年・再来年の次の解像度引き上げで再び差し替えに追われる。今回は推奨サイズに合わせ込むのが現実的な意思決定だ。

運用者が5月のうちに着手すべき3つのアクション

第一に、クリエイティブ棚卸し。稼働中の全ディスプレイ広告について、アスペクト比別に画像ピクセルサイズを抽出し、変更後の最小サイズに満たないものをリスト化する。とくに6:5バナーは600×500未満が多いため、優先度が高い。

第二に、推奨サイズへの一括差し替え。単に最小サイズを満たすのではなく、配信品質の観点からLINEヤフー for Businessが示す推奨ピクセルサイズ(6:5なら1200×1000)に揃えるのが現実的だ。

第三に、統合移行スケジュールとの整合。旧LINE広告の素材をどのタイミングでLINEヤフー広告ディスプレイ広告に持ち込むかを、画像差し替え計画と同じプロジェクト管理表で並列に追う。10月下旬の旧LINE広告停止と7月22日の配信停止を見落とすと、夏〜秋の配信に穴があく。

地味だが配信実績に直結する変更が、統合移行と重なって押し寄せる春になっている。

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