2026年10月17日(土)
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Google Marketing Live 2026は明日5/20開幕——DSA終了・AI Max移行・Meridian Studio、明日までに確認しておく「事前発表」の要点と日本広告主の準備事項

Google Marketing Live 2026が日本時間5月21日未明に開幕する。今回の特徴は、本番のキーノートに先行して4月末から5月にかけて「事前発表」が連発されている点だ。AI Maxのβ卒業、Dynamic Search Adsの9月強制移行、Meridian GeoXとMeridian Studio——既に手の内が見えている部分も多い。本記事では公式発表からアップデートを整理し、明日のキーノートで何が新規発表として残るか、日本の広告運用者がどこまで準備しておくべきかを検討する。

WebTech Journal 編集部

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Google Marketing Live(GML)は、毎年Googleが広告主向けに最大規模の新機能を発表するイベントだ。2026年は5月20日(日本時間5月21日0:45開始)に完全オンライン形式で開催される。今年の異常な点は、本番までに既に多くの発表が「事前リリース」されていることだ。

事前発表1:AI Maxがβを卒業、9月にDSAを強制吸収

4月30日、GoogleはAI Max for Search Campaignsを正式にβから一般提供(GA)に切り替えた。公式ブログによれば、AI Maxを使用した検索キャンペーンは、検索語句マッチング・テキストカスタマイズ・最終URL拡張のフルセットを有効化した広告主で、同等のCPA/ROASで平均7%多いコンバージョン(もしくはコンバージョン値)を獲得しているという。

注目は移行スケジュールだ。2026年9月から、Dynamic Search Ads(DSA)、自動作成アセット(ACA)、キャンペーン単位のブロードマッチ設定を使用しているキャンペーンが、AI Maxへ自動アップグレードされる。Search Engine Landの報道では、これは事実上のDSA終了通告と評されている。日本でDSAを長年運用している広告主は、夏休み前に移行テストを始めるのが現実的な選択肢だ。

さらに4月30日には、トラベル広告も標準のSearch CampaignsにAI Max経由で統合されることが発表された。専用フォーマット(旅行用ホテル広告等)を別建てで運用してきたOTAは、入札・レポート・クリエイティブ・フィードを一本化する設計変更を迫られる。

事前発表2:Meridian GeoX とMeridian Studio——計測「ML軸」の本格化

5月5日、Googleで広告購入・分析・計測を統括するVPのGaurav Bhaya氏が「データを意思決定に変える」と題したブログを投稿し、3つの軸を提示した。

まずData Managerの強化。BigQuery、Google Drive、HubSpot、Shopify等とのデータフローを可視化するマップビューが追加される。Googleタグもビジュアル設定フローに刷新され、既存タグはコードを書かずに移行できる。「Google tag gatewayを使う広告主は平均14%のコンバージョンリフトを得ている」と社内データを明記している。次にMeridian GeoX。地理単位の増分効果を測定するオープンソースベースの機能で、年内にテスト開始。最後にMeridian Studio——Google Cloud上に構築されたエンタープライズ向けMMMプラットフォームだ。Adswerve、Brainlabs、Epsilon、fifty-five、Jellyfish、Merkle等のパートナー網も公表された。

これらは広告効果計測の主軸を、ピクセル+GA4の決定論的計測から、MMM+ジオ実験のML推論軸へ移す動きだ。サードパーティCookieの段階的縮小と歩調を合わせた長期の布石である。

事前発表3:Agent Payments Protocol(AP2)のFIDO Alliance寄贈

4月28日、GoogleはAgent Payments Protocol(AP2)をFIDO Allianceに寄贈した。「AIエージェントが消費者に代わって支払いを実行する」ためのオープンプロトコルで、GMLの「エージェンティック・コマース」メッセージの土台になる可能性が高い。本誌が報じたTikTok World '26のMCPサーバー解禁、AnthropicのClaude for Small Business(7ツール連携)と地続きで、「エージェントが買い物する」インフラの整備競争が同時進行している。

明日のキーノートで「残っている」発表は何か

ここから先は本誌の推測になる。事前発表で計測・検索広告自動化・エージェント決済の3つの土台が公開された以上、本番キーノートで残りそうな新規領域は3つだ。

第一にYouTube広告。Google自身が「new era of performance on YouTube」と予告しており、CTVでのShoppable広告と「Buy with Google Pay」連携、Demand Genキャンペーン強化、YouTube Shorts広告と検索の連動などが俎上に上がる可能性がある。第二にGoogle Ads内のGeminiエージェント——キャンペーン作成・診断・最適化を対話で実行するインターフェース。第三にAI OverviewsとAI Modeへの広告統合。本誌が報じたAI ModeのリンクUI強化の延長として、広告フォーマットが提示される可能性が高い。

日本の広告運用者が明日までにやっておくべき3点

第一に、自社のDSA・ACA運用状況の棚卸し。9月の強制移行までは約4ヶ月。AI Maxへの移行は構造変化を伴うため、現キャンペーンのKPI基準値を今のうちに記録する必要がある。第二に、Meridian/MMMへの体制準備。日本企業の多くは「最後のCV」の決定論的計測に最適化されている。Meridian StudioやGeoXの提案が来たとき評価できる人材・組織が社内にあるかを点検したい。第三に、5月21日(水)日本時間早朝の動向ウォッチ。本番キーノートは0:45開始、約90分。直後のGoogle Ads & Commerce blogで正式発表が連続するため、午前中の業務開始までに目を通しておきたい。本誌でも明日以降、本番発表の詳細を順次公開する。

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