2026年10月17日(土)

データ分析

データドリブンマーケティングと分析手法

データ分析

GAのコンバージョン計測窓が「1日単位で自由」になった——自由と引き換えに手放すのは、去年の数字と比べる権利

Google Analyticsのコンバージョン計測ウィンドウが、プリセット選択から任意の日数指定に変わった。クリックスルーは1〜90日、エンゲージビューは1〜30日。商談サイクルに合わせられるのは前進だが、変更は遡及適用されない。窓を1日でも動かした瞬間、前後の数字は連続しなくなる。何を得て何を失うのか、そして変更前にやっておくべき記録の作り方まで整理する。

データ分析

Googleが「同業他社の平均値」を配り始めた——Ask Advisorのベンチマーク機能が静かに奪う、レポートの主導権

Googleが8月10日、Google広告とGoogle Analyticsに新たなエージェント機能群を発表した。目玉のひとつが、自社のキャンペーン成果を「類似ビジネスの匿名化された平均値」と比較するベンチマーク機能だ。便利な機能に見えるが、これは「何と比較して良し悪しを判断するか」という基準そのものをプラットフォームが握るという変化でもある。支援会社・事業会社それぞれの立場から、この機能が実務にもたらす影響を考える。

データ分析

Search Consoleの生成AIレポートが全ユーザーに開放——「引用された」は見えて「その後どうなった」は見えない設計の意味

8月11日、Google Search Consoleの生成AIパフォーマンスレポートが、公式アナウンスのないまま事実上の全面展開に入ったと報告された。だが見えるのはインプレッションだけで、クリックもCTRもクエリもない。一方、国内167サイトの実測では生成AI経由の流入は全体の0.161%にとどまる。「7.8倍」と「0.161%」を同時に見たとき、GEO投資の説明の仕方はどう変わるのか。本記事では計測できるようになった範囲と、まだ空白のままの領域を切り分け、明日から見るべき3つの実務を示す。

データ分析

8月17日、Shopifyが勝手にGA4のイベントを4つ増やす——埋まるのはファネルの穴、置かれるのは二重計測の地雷

2026年8月17日から、Shopifyの「Google & YouTube」アプリがGA4へ送るイベントにview_item_list・view_cart・remove_from_cart・add_shipping_infoの4つが追加される。設定変更は不要で、何もしなければ自動で有効になる。ファネル中間の空白は埋まるが、購入だけがサーバーサイドという非対称、自前実装との二重計測、そして同日に走るGoogle広告の入札変更との切り分け困難という3つの落とし穴が生まれる。17日までにやるべき棚卸しを整理する。

データ分析

TikTokの投稿に「どんなGoogle検索から来たか」が見える——Search Consoleのプラットフォームプロパティ全世界開放が、SNS運用とSEOの縦割りを壊す

GoogleはSearch Consoleの「プラットフォームプロパティ」を全世界に開放した。Instagram、TikTok、X、YouTubeのアカウントを接続すると、Google検索・Discover・ニュースから各投稿に流入した検索クエリがクエリ単位で見える。各SNSのインサイトが決して教えてくれなかったデータであり、日本の現場に多いSNS運用チームとSEOチームの分断に共通言語を与える可能性がある。

データ分析

Search Consoleに「yes」「yes go on」という謎のクエリ——正体はAI Modeの"相づち"だった。公式AIレポートが隠すデータが、通常レポートに漏れ出している

Search Consoleの検索パフォーマンスレポートに「yes」「yes, pricing」といった、会話の返事のようなクエリが出現している。GoogleのJohn Mueller氏はこれがAI Modeのフォローアップ質問であることを示唆し、公式ヘルプにも「AI Mode内の追加質問は新しいクエリとして計測される」と明記されていた。一方で、専用の生成AIパフォーマンスレポートにはクエリデータが一切含まれない。公式レポートが見せないものが通常レポートに素の状態で混入する——この非対称を逆手に取り、AI Mode流入を推定する現実的な方法と注意点を整理する。

データ分析

AI検索の「見え方」に、ようやく共通言語ができた——IABが計測指針"4つのP"を公開、MicrosoftはClarityで「指名されたのか、発見されたのか」の分解を無料開放

「AI検索でブランドがどう見えているか」を測る物差しが乱立するなか、8月3日に2つの重要な動きが重なった。業界団体IABが計測指針「Measuring Visibility in the AI Era」を公開し、Presence・Prominence・Portrayal・Persuasionの4階層でAI可視性を整理。同日、Microsoft ClarityはAI引用ダッシュボードに「ブランド指名クエリ/非指名クエリ」の分解機能を無料で追加した。「50クエリ未満の観測は探索的にすぎない」という厳しい線引きの意味、Microsoftが計測レイヤーを取りに来ている構図、日本語圏のマーケターが今日から使える実務指針をまとめて解説する。

データ分析

AI経由流入の92.4%はChatGPT、しかも約3割は「サイト内検索」に着地——677万セッション分析とSearch Console新レポートが変えるAI時代のサイト設計

米Previsibleが7月6日に公開した「2026 State of AI Discovery Report」は、166サイト・677万セッション・19カ月分のLLM経由流入を分析した現時点で最大級の調査だ。ChatGPTが92.4%を占める一極集中が進む一方、その流入の28.8%は記事でも商品ページでもなく「サイト内検索の結果ページ」に着地するという構造的な発見があった。折しもSearch Consoleの生成AIパフォーマンスレポートが7月にかけて各国へ拡大中。「AI流入は計測できない」という前提が崩れた今、日本のサイト運営者が押さえるべき数字と、今週から着手できる実務を整理する。

データ分析

Google広告、6月1日から「37カ月より前の詳細データ」を削除開始——今すぐエクスポートすべき理由と計測担当の宿題

2026年6月1日、Google広告は時間・日・週単位の詳細レポートデータの保持期間を37カ月に制限し、それ以前のデータを管理画面・API双方から参照不能にする。長期のトレンド分析やMMMが静かに足元から崩れかねない変更だ。本記事では削除の正確な範囲と、計測担当が今やるべきエクスポートとデータ設計を具体的に整理する。

データ分析

ボットが人間を追い抜いた——Web traffic「57.5%対42.5%」が、アクセス解析と計測の常識を静かに壊している

Cloudflareのデータで、ネット上のトラフィックはついにボットが人間を上回った。CEOの予測より1年以上早い到達だ。本記事ではこの逆転がなぜ「2027年予測」を前倒しで覆したのかを一次情報で確認し、AIエージェントの台頭がアクセス解析・広告計測・コンテンツ戦略に何を迫るのかを実務目線で掘り下げる。

データ分析

GeminiがAI流入で初めてPerplexityを抜く——年率644%成長の裏で進む「ChatGPT一強」の溶解と、日本企業のGEO戦略が見直すべき配分

Similarwebの3月集計で、Google Geminiが企業サイトへのAI由来リファラルでPerplexityを上回り、ChatGPTに次ぐ世界2位に浮上した。Geminiの年間成長率は644%、Claudeも298%、対するPerplexityは39%にとどまる。AI検索からの被参照という新指標が、依然ChatGPT78%という寡占の中でも内部構造を急速に組み替えている事実が示す、生成AI最適化(GEO)における配分見直しの論点を整理する。

データ分析

Reddit広告+74%、Google『Network』-4%──Q1 2026決算が暴いた『AI検索後の広告マネー再配分』、開いたウェブのパブリッシャー圏は何を失っているか

Alphabet Q1 2026決算でGoogle『Network』広告は前年比-4%、Q1 2025の72.6億ドルから69.7億ドルへ後退した。同じ四半期にReddit売上は+69%の6.63億ドル、広告収益は+74%の6.25億ドル、AI検索『Reddit Answers』のクエリは年100万から1,500万へ15倍に拡大した。AI Overviewsで自社プロパティを守るGoogleは強い。一方で開いたウェブの広告予算は明らかに別の場所へ流れ始めている。日本のパブリッシャーと広告主が、この再配分を前提に運用設計を組み直す時間軸を整理する。