Metaが「この面には出さない」を消しにきた——面が増え続ける中で、配置除外オプションが撤廃される
Metaが広告セットから「配置」設定そのものを削除する予告を一部広告主に出している。プラットフォーム単位の除外も消える。一方でInstagramはCTVアプリのプロモーションを開始し、配信面は増え続けている。面は増えるのに、面を選ぶ権利は消える——この非対称性が何を意味するか。除外設定は本当に効いていたのかという反論も含め、日本の広告主が仕様変更前にやるべき4つの棚卸しを整理する。
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Metaが広告セットから「配置」設定そのものを削除する予告を一部広告主に出している。プラットフォーム単位の除外も消える。一方でInstagramはCTVアプリのプロモーションを開始し、配信面は増え続けている。面は増えるのに、面を選ぶ権利は消える——この非対称性が何を意味するか。除外設定は本当に効いていたのかという反論も含め、日本の広告主が仕様変更前にやるべき4つの棚卸しを整理する。
2026年上半期、非ゲームアプリ全体のDL成長が16.6%のなか、マイクロドラマアプリだけが95.5%増の14.5億DLに達した。一方でECアプリは唯一のマイナス成長。だが本当に読むべきは伸び率ではなく、配信アプリ1本あたり1,887本というクリエイティブ密度だ。人力では届かないこの数字が意味するものと、日本のEC事業者にとってより重い「-4.4%」の含意を整理する。
Googleは4月、DSA・自動作成アセット・キャンペーン単位の部分一致を9月からAI Maxへ自動アップグレードすると発表した。6月11日の更新で「延期」が伝わったが、延期されたのはDSAのみ。残り2つは予定どおり9月に切り替わる。移行後に既定でオンになる機能、見出し固定が効かなくなる条件、トラッキングテンプレートが404を返す罠、そしてGoogleの「7%」という数字の正しい読み方を整理する。
ChatGPT広告が8月24日に自動入札「Maximize results」とビュースルーコンバージョンを追加し、Microsoft広告は10月1日から新規キャンペーンでMax CPCを設定できなくする。別々のニュースに見えるが、方向は同じだ。広告主が握れる「上限」が消え、残るのは目標と予算だけになる。しかも同時にビュースルーCVがレポート上のCV数を押し上げる。目標値の分母が動く中で入札の手綱を渡すとき、何が起きるのか。10月1日までに済ませておくべき検証を整理する。
Meta広告のプレースメント欄に、除外機能を廃止する旨の通知が出始めた。個別プレースメントだけでなく、プラットフォーム、デバイス、OSによる除外もまとめて使えなくなる。代替はバリュールールによる入札調整と、アカウント単位のプレースメント制御の二つだけだ。同じ8月にMicrosoftは自動入札の上限CPCを撤去し、GoogleはAI Maxの実験機能を広げた。制御が消えたのではなく階層が移った、と読むべき理由と、日本の代理店が入稿テンプレートのどこを直すべきかを整理する。
8月20日、GoogleがGoogle広告とAI Maxに新しい実験・計画機能を追加すると発表した。9月には複数の検索キャンペーンをまたいで予算とROI目標を1つのA/Bテストで検証できるようになる。だが日本の運用者にとって効くのは別の一行だ。ブランド・ロケーションのパラメータを有効にしたままAI Max実験を回せるようになった。これまで「ガードレールを外さないと検証できない」という理由でAI Maxのテストを見送っていたアカウントに、9月という締切と一緒に選択肢が戻ってくる。
OpenAIが8月18日、ChatGPT広告を8月24日から欧州31か国へ拡大すると発表した。2月の米国試験開始から6か月で8市場、そして今回の31市場。日本はまだ入っていない。だが注目すべきは配信国リストではなく、この6か月でOpenAIが積み上げたものだ。CPM入札からCPC、そしてコンバージョン最適化クリック単価(oCPC)へ。地域ターゲティング、カスタムオーディエンス、OpenAI Pixel、Conversions API、外部計測連携。Meta広告が通った道と同じ構造をしている。日本上陸時に出遅れるのは誰かを整理する。
8月17日、Google広告は「予算による制限」状態のキャンペーンで目標CPA・目標ROASへの追従を強める変更を開始した。目標を下回って好調だったキャンペーンほど、実CPAは目標に向かって上昇する。Googleは目標も予算も自動調整しない。つまり今起きているのは新機能の導入ではなく、放置されていた過去の設定値が有効化される出来事だ。日本の予算制約型アカウントが何を確認すべきかを整理する。
MicrosoftがAI Maxを検索キャンペーン向けに全世界展開した。注意すべきは新機能そのものより移行の仕様だ。Predictive matchingと自動生成テキストアセットはAI Max配下へ移され、既に使っているキャンペーンでは対応設定が自動でオンになる。さらにGoogle広告からインポートすると、Google側で有効なAI Max設定がMicrosoft側でも有効になる。9月はGoogle側でも言語ターゲティング廃止とACAの自動アップグレードが重なる。日本の運用者が今週確認すべき点を整理する。
Googleは9月下旬から、検索キャンペーンとAI Max for Searchのキャンペーンレベル言語設定を撤廃する。以後の言語マッチングは広告クリエイティブの言語と、ユーザーが理解する言語のシグナルで自動判定される。言語の除外は今回も実装されない。8月17日の入札仕様変更、9月1日のAI Max自動移行に続く3つ目の「手動レバー回収」であり、多言語・インバウンド案件では設計そのものの見直しが要る。
OpenAIが8月15日、欧州のFree/Goプランに今月中の広告表示を通知した。欧州はパーソナライズ広告が当初提供されないが、日本に同等の除外は公表されていない。日本の開始日は起点によって6月18日・19日・22日と割れており、「7月」とする記載は表示開始日と合わない。すでに31.1%が出稿済みという調査結果とあわせ、階層型管理アカウントの不在、会話コンテキストが開示されない計測構造など、日本の運用者がいま直面している制約を整理する。
キャンペーンレベル部分一致または自動作成アセットを使っている検索キャンペーンは、9月1日から順次AI Maxへ自動移行される。新規作成は8月3日にすでに停止済みで、実質的な猶予は8月31日まで。同じ週に無効トラフィック検知のLunioが、AI Max有効のリテール検索キャンペーンで無効クリック率が3四半期で2倍以上になったという調査を公開した。標準検索キャンペーンは同期間に低下している。移行が「ラベルの貼り替え」で済むグループと、配信対象そのものが変わるグループの違いと、8月31日までに確認すべき設定を整理する。