2026年7月18日(土)

最新ニュース

SEO

FAQリッチリザルト終了とSearch Consoleの“AIレポート”始動——SEOの成果が『順位』から『AIに引用された回数』へ移る2026年

Googleは2026年5月7日にFAQリッチリザルトを終了し、6月3日にはSearch Consoleで生成AI(AI Overviews・AI Mode)の表示回数を可視化する新レポートを公開した。一見無関係な2つの変更は、検索の評価軸が『青いリンクの順位』から『AIの回答にどれだけ引用されたか』へ移ることを同じ方向から示している。本記事では、計測担当とSEO担当が今すぐ着手すべき設定とデータ保全の宿題を整理する。

SNS

TikTokが“フォロワーファースト”へ転換、完了率70%が新基準に——バズ頼みが効かない2026年、日本のブランドが取るべき投稿設計

2026年のTikTokは「まずフォロワーに見せ、その反応で拡散を決める」フォロワーファースト型へ配信ロジックを移したと、HootsuiteやSprout Socialなど複数の運用分析が一致して指摘する。視聴完了率の基準も上がり、単発バズに頼る運用は通用しにくくなっている。本記事では各社の分析を統合し、日本のブランドとクリエイターが取るべき投稿設計を整理する。

AI・MarTech

検索が“待つ”のをやめる——Googleの「情報エージェント」が24時間あなたの代わりに調べ始めた、その先のマーケティング

Google I/O 2026で発表された「情報エージェント」は、ユーザーの関心事をバックグラウンドで24時間監視し、変化があれば要約して通知する。検索は「ユーザーが来るのを待つ」存在から「自ら動く」存在へ変わる。本記事では、検索エージェントと“その場で作られるミニアプリ”が、ブランドとの接点をどう塗り替えるか、マーケターが今から意識すべき視点を読み解く。

EC

「AIが代わりに買う」時代の幕開け——GoogleがUCP・AP2・Universal Cartで敷く“エージェント経済”と、ブランドが棚から消える日

Google Marketing Live 2026とI/O 2026で、Googleは「AIエージェントが商品を探し、比較し、決済まで担う」コマースの土台を一気に提示した。Universal Commerce Protocol(UCP)、Agent Payments Protocol(AP2)、Universal Cartがその中核だ。本記事では、検索やSNSの“次”に来るエージェント経由の購買で、ブランドが可視性を失わないために日本のEC・D2Cが何を準備すべきかを論じる。

データ分析

Google広告、6月1日から「37カ月より前の詳細データ」を削除開始——今すぐエクスポートすべき理由と計測担当の宿題

2026年6月1日、Google広告は時間・日・週単位の詳細レポートデータの保持期間を37カ月に制限し、それ以前のデータを管理画面・API双方から参照不能にする。長期のトレンド分析やMMMが静かに足元から崩れかねない変更だ。本記事では削除の正確な範囲と、計測担当が今やるべきエクスポートとデータ設計を具体的に整理する。

AI・MarTech

ChatGPTが広告を載せ、Metaは『URLと予算だけ』を求める——広告運用の主戦場が「回答の中」へ移る2026年

2026年、広告の置き場所が検索結果やフィードから「AIの回答の中」へと移り始めた。OpenAIはChatGPTで広告テストを開始し、MetaとGoogleはAIに運用を丸ごと委ねる方向へ舵を切る。本記事では3社の動きを統合し、運用者の腕の見せどころがどこへ移るのか、日本のマーケターが今のうちに準備すべきことを考察する。

SEO

Google AI Modeが10億人に到達——「1位でもCTR3割減」時代に、SEO担当者が『引用される側』へ回るための条件

Google I/O 2026でAI Modeは月間10億ユーザーを突破し、既定モデルがGemini 3.5 Flashへ更新された。検索結果のクリックを巡る前提が崩れるなか、複数の独立調査が示すCTR下落の実像と、Googleが公表した公式の「AI検索最適化」指針を統合し、順位最適化から引用獲得への発想転換を実務目線で解説する。

最新コラム

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コラム

1日が30分になっても、私は暇にならなかった——AIは人を幸せにするのか

1日かかっていたレポートが30分で終わり、出力能力は1から100へ増えた。それでも受注や給料、家族との時間は自動では増えない。AIが生む余剰能力が、人員削減や品質競争へ配分される構造を手がかりに、社会の機能的な進歩と人間の幸福がなぜ同じではないのかを、自身の実践から考える。

上村 謙輔
コラム

「エンジニアはもういらない」は半分正しい —— AIで何かを作る人が、次のエンジニアだ

「AIが書けるなら、もうエンジニアは要らない」。SNSではそんな声が飛び交う。だが私は、1年で100個近くアプリを作ってみて、まったく逆の結論にたどり着いた。エンジニアの定義が「コードを書く人」から「テクノロジーで価値を作る人」へと変わるだけだ。そして、その新しい定義の分水嶺は驚くほどシンプルだ——かけたコストを上回る価値を、本当に生めるのか。経営者がいま向き合うべき問いを、実装する側の視点から書いた。

上村 謙輔
コラム

AIは足し算ではなく、掛け算だ ― 「全社員にAI」という号令の前に考えたいこと

「これからはAIを使えない人間に価値はない」――そんな号令とともに、全社員へのAI展開に踏み切る企業が相次いでいる。そのプロセス自体には尊い価値がある。だが私は、現場でいくつもの「その後」を見てきて、一つの疑問を抱くようになった。AIは全社員が等しく使いこなせるツールなのか。私はAIを「掛け算のツール」だと考えている。だとすれば、全社一律の号令は本当に組織を豊かにするのか。本稿は、AI活用を否定するためではなく、より意味のある活用を選び取るための問題提起である。

上村 謙輔
コラム

AI活用は「広く浅く」ではなく「狭く深く」だ — 全社員にAIを使わせる経営に、なぜ未来がないのか

「全社員にAIを使え」という号令が日本中の会社で響いている。社員300人に作らせて100アプリができた、という成果報告も聞く。しかし、誰でも作れるものに価値はあるのか。コンテンツ業界ではすでにAI起因のジリ貧化が始まっており、効率化した分そのまま単価が下がるという皮肉な状況が起きている。私はWeb解析の現場で20年仕事をしてきたが、AIで生き残るために必要なのは「広く浅く」ではなく、自分の専門性を「狭く深く」掘り下げる方向にAIを使うことだ。そしてこれは現場に丸投げできない、経営層が責任を背負うべき戦略課題である。

上村 謙輔
コラム

MDファイルは「超著作物」である ― Claude Skills無法地帯時代に、作り手へのリスペクトを問う

Claude SkillsやMDファイルの公開・共有が加速する一方で、「たかがマークダウンファイル」という軽い認識のもと、無断コピー・転売が横行しつつある。私自身、20年分のウェブアナリストとしてのノウハウを、構造化されたMDファイル群として外在化している最中で、すでに10時間以上を費やしている。これから50時間、100時間とかかっていく作業だが、完成したそのファイル群は一瞬で複製可能だ。MDファイルは自然言語で書かれているがゆえに、プログラムコードのような保護意識が働きにくい。しかしその中身は、先人たちの血と汗の結晶であるノウハウそのものである。本稿では、作成者の意図を最上位に置く倫理観と、MDファイル群を「超著作物」として扱う意識変革の必要性を訴える。

上村 謙輔